いつも三宝園をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
2025年10月1日、当店は創業25周年を迎えることができました。
これまで支えてくださったお客様やご縁をいただいた皆さまに、
心より深く感謝申し上げます。
ここで少し、この25年間を振り返ってみたいと思います。
三宝園の歩みは、「台湾と日本の架け橋となるサロンをつくりたい」という想いから始まりました。
阿里山の実家の茶畑、そして茶農仲間とのご縁を礎に、
お茶を通じて人と人をつなぎ、日常に“本物のお茶”の喜びを届けたいと願ってきました。
その出発点から、私たちが大切にしてきた言葉があります。
「本物の味、本物の心、本物の感動」。
お茶の味わいだけでなく、茶葉に込められた自然の恵みや、
茶農家の人々の真心、そしてお茶を通じて生まれる感動までをお届けすること。
それが三宝園の使命であり、変わらぬ姿勢です。
振り返れば、この25年は決して平坦な道のりではありませんでした。
お茶を取り巻く環境の変化や流通の難しさ、嗜好の移り変わり。
それでも「本物を届ける」という初心を守り、阿里山の茶畑に誇りを持ち、
一葉一葉を大切に選び抜いてまいりました。
こうして歩んでこられたのは、三宝園のお茶を選んでくださったお客様のおかげです。
「美味しかった」「また飲みたい」という一言一言が、
私たちの何よりの励みとなってきました。
25周年は一つの通過点にすぎません。
これからも初心を忘れず、台湾高山茶の真の魅力をより多くの方に届け、
日常の中で心を潤す一杯として楽しんでいただけるよう励んでまいります。
どうぞこれからも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
三宝園
店主 綱島春子